*東京大人の読書会* BCBG BOOK PARTY

良質な文芸書を味わって読む、大人のための親密な読書会です。

第104回 『白の闇』ジョゼ・サラマーゴ

***読書会は中止となりました***

参加希望者もいらっしゃいましたが、図書館が閉館、本が入手できないなどの諸事情あり、
今回は開催を見合わせることになりました。
みなさんの生活が平穏と安全であるように願います。

◆課題本:『白の闇』 ジョゼ・サラマーゴ(河出文庫)

「政府としては、緊急に権力を行使せざるをえないことを遺憾に思う。今後あらゆる情勢から判断して、失明の伝染病とみられるものが発生した。この病気は暫定的に白い病気と呼ばれているものである。かかる焦眉の急に際し、われわれはあらゆる手段を講じて、全力で国民を保護することが重大な責務と考えている」

*読書会な花見@木場公園*

木場公園が宴会自粛のため、お花見は告知は一旦とりさげます。
楽しみにしてくださった方々、こちらとしても、とても残念です。

みなさんの生活が平穏と安全であるように願います。

第103回 『千の輝く太陽』カーレド・ホッセイニ

「女はなにもかぶらず、おれに直接口をきく。恥じらいもなく、真正面からおれを見る。化粧をして、膝の見えるスカートをはき、ときには寸法を計るのに、おれの目の前に足を差し出すーー女がだぞ。女房のそんなところを、男はその辺に立って、黙って見てる。女房が見ず知らずの男に足を触らせるのを許している。ふん、それでモダンだ、インテリだと思ってやがる。教育を鼻にかけてる」

◆課題本:『千の輝く太陽』カーレド・ホッセイニ(ハヤカワepi文庫)

望まれぬ子として生まれ落ちたマリアムは、父親からも遠ざけられ、年の離れた寡夫へ嫁ぐことになる。共産主義の親から教育をうけたライラは、片足のタリークの正義感に惹かれているが、その生活はタリバンの原理主義によって急変する。異なる生い立ちの二人のイスラム女性が、激動の時代に翻弄されるアフガニスタンの中で、強く生き延びようとする姿を描く傑作長編。

◆日時: 2020年2月29日(土)18:00〜

◆会場: Cerdi(チェルディ) 門前仲町

◆会費: 7,000円  飲食込み *事前クレジットカード決済*

お申し込みはこちらから。

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*東京大人の読書会*は、世界中の良質な文芸作品を味わって楽しむ読書会です。毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

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第102回 『ピグマリオン』バーナード・ショー

「どうです、このドブ板に汚水を流したような英語の発音は、これじゃ一生貧民街から出ることはない。けど、わたしなら、三ヶ月でこの子を大使館の園遊会でも公爵夫人として通用するようにして見せます。なんなら、ちゃんとした英語を喋る必要がある仕事に就けてやることもできる、奥様付きの女中とか、店の店員とか」

「あに言っちやがんでえ?」

「本当さ、お前みたいな腐ったキャベツでも、美しい建造物の台座をけがす汚点でも、英語に対する侮辱の化身でも、シバの女王のようにして見せるって言ってんだ」

◆課題本:『ピグマリオン』ジョージ・バーナード・ショー(光文社古典新訳文庫)

戯曲『ピグマリオン』は、オードリー・ヘップバーンの映画『マイ・フェア・レディ』の原作。
言語学者が下町娘をレディに育てようとする奮闘は、果たしてどんな結末になるのやら?

同じくオードリー主演の映画『ティファニーで朝食を』を観たあとで、カポーティの原作を読んでみたら「おや、映画とは話が違う?」というような、あの戸惑いが感じられるかも。
この物語が幸せなシンデレラ・ストーリーかどうかは、是非この原作を読んで確かめてみてください!

◆日時: 2019年12月21日(土) 17:30〜

◆会場: コッコロコ 門前仲町

◆会費: 7,000円  飲食込み *事前クレジットカード決済*

毎年恒例、お楽しみの12月クリスマス忘年読書会!
本のプレゼント交換タイムがあります。
課題本の他に、今年オススメの1冊、あなたの人生の1冊、誰かに贈りたい1冊などをブックカバーorラッピングしてご持参ください。

初めての方も、どうぞこの機会にご参加くださいませ。

お申し込みはこちらから。

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*東京大人の読書会*は、世界中の良質な文芸作品を味わって楽しむ読書会です。毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第101回 『ダイヤモンド広場』マルセー・ルドゥレダ

 「あの人はコルクだ」っていう言い方を耳にすることはあったけど、どういう意味だかわからなかった。

◆課題本: マルセー・ルドゥレダ『ダイヤモンド広場』(岩波文庫)

生きていくためには私はコルクみたいにならなきゃならなかった。もし雪みたいに冷たい心を持ったコルクになれなかったら、つまり前みたいにつねれば痛い生身のままだったら、私はあんなに長くて狭くて高い橋を越えられなかっただろう。

◆日時: 2019年11月16日(土) 17:30〜

◆会場: イベリコバル 門前仲町

◆会費: 7,000円  飲食込み *事前クレジットカード決済*

現代カタルーニャ文学の至宝と言われる。スペイン内戦の混乱に翻弄されるように生きたひとりの女性の愛のゆくえを、散文詩のような美しい文体で綴る。「この作品は、私の意見では、内戦後にスペインで出版された最も美しい小説である」(G.ガルシア=マルケス)。

お申し込みはこちらから。

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毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、書店で買ってきたばかりの本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡なくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第100回 「本について語るときに、わたしたちが語ること」

100課題本

あの課題本の話をしたかった!

このたび、*東京大人の読書会*は、100回目の開催を迎えることになりました。
「読んだ本について、楽しくおしゃべりをしたい」という目的で始めたこの小さな集まりも
おかげさまで、今まで沢山の本が好きな方々にご参加いただくことができました。

はじめて間もない頃、2011年の3月には、あの震災が起こり、外食やイベントは自粛ムードのご時世でもありました。
戸惑い、手探り、試行錯誤ありながらも、
これほど長く定期的に読書会を開催できたのは、ご参加いただいた皆様のおかげです。

初めて来らられる方、よくご参加いただく方、お久しぶりの方々……。
季節が移りかわり、顔ぶれにも多くの変化がありましたが
ときには、数年ぶりにご参加いただく方とも、懐かしの再会することもできたり。

これまでの課題本は、基本的に下記の条件で決定しておりました。

・20世紀以降の現代海外文学
・文庫で購入できる本
・1作家1作品

例外もありましたが、回を重ねていくと
「あの課題本の時に、参加したかった!」というご意見をよくいただきます。

そこで、100回目の読書会では
今までの課題本になった本の中で、お話したい本を3冊ほどお持ちください。
そのセレクトが、自己紹介がわりにもなりますね。

これまでの課題本リストはこちらから

きっと、大丈夫です。
この読書会に来られる方々でしたら、
これらの課題本については、ご一緒に楽しくお話できると期待しております。

(少なくとも主催者は全ての課題本を読んでいます)

初めましての方も、是非どうぞ。
過去の課題本のリストをご覧になられて、この読書会への参加を決めた方が、数多くいらっしゃいました。

お久しぶりの方も歓迎します。
またお目にかかれるの、とても嬉しいですよ。

あなたの本についての話しを聞かせてください。
皆様と本のお話ができるのを楽しみにしております。

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◆日時: 2019年10月12日(土) 17:30〜

◆会場: トッポリーノ 門前仲町

 記念すべき第一回を開催したイタリアンレストランのトッポリーノさんが門前仲町に復活しました!
 この嬉しさも兼ねて、同じ場所でお集まりいただきたいのです。

◆会費: 7,000円  飲食込み *事前クレジットカード決済*

申し込みはこちらから

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読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、書店で買ってきたばかりの本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

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参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第99回 『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

「ものすごくきれいな歯をしているわねえ」
トレイシーは手を彼女のあごに置いたまま、かすかに顔を上向かせたため、カマラは最初、褒められた少女になったような気がして、それから花嫁になったような気がした。もう一度彼女は微笑んだ。カマラは自分の身体のことを、トレーシーの視線を、ふたりがひどく接近していることを、ものすごく近いことを、強烈に意識した。
「アーティストのモデルをしたことはある?」

◆課題本: チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 『なにかが首のまわりに』(河出文庫)

◆日時: 2019年09月07日(土) 17:45〜

◆会場: チェルディ 門前仲町

◆会費: 7,000円  飲食込み *事前クレジットカード決済*

お申込みはこちらから *満席になりました*


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毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、書店で買ってきたばかりの本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

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参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第98回 『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀

 アルスター・パヴィヨンが最高だったのは1941年の冬の終わりだ。ぼくの記憶では夏が続いているけれど、本当は、まだ寒い盛りだった。オランダのバンドが出ていて、特にトランペットが最高だった。黒人のトランペット吹きだ。彼が立ってソロを吹くと、ぼくたちは熱狂した。湖に面したガラス張りの建物ーーナチ的に言うと「ユダヤ水族館」ーーは、天井が落ちるんではないかというくらいの騒ぎになった。焚き付けられたバンドも、もう、座ってはいられなかった。彼らは立ち上がって際限もなく最高にホットな音を浴びせ掛け、ぼくたちは両手を上げて叫びながら踊り狂った。

◆課題本:『スウィングしなけりゃ意味がない』 佐藤亜紀

 ぼくは頭の中の屋根裏部屋から模範解答を引っ張り出して、教師の傾向別に、点を取れる答案を作った。内心ではヒトラーを軽蔑している帝政時代の遺物、心の底ではまだ社会民主党シンパの良心派、古代ギリシャに住んでるつもりのノンポリ、骨の髄までのナチ。喜ぶ答案は全部違う。ナチ向けを披露すると二人は、すげえな、お前ほんとにナチなんじゃないの、と言ったが、効果は抜群だったーー連中にイロニーはない。本当に、全然ない。だからこっちのイロニーもばれることはない。

◆日時: 2019年08月24日(土) 17:30〜

◆会場: れんず 門前仲町

◆会費: 7,000円  飲食込

お申込みはこちらから *満席になりました*

Spotifyにてプレイリスト作成しました。読書BGMにどうぞ。
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課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。
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参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第97回 『フランケンシュタイン』メアリー・シェリー

ああ、フランケンシュタイン、ほかの人間には優しいのに、なぜおれだけを踏みつけにするのだ。この身体はおまえの正義、いやおまえの慈愛を受けてしかるべきなのだ。忘れるな。おまえがおれをつくったのだ。おれはアダムなのだ。だが、このままでは何も悪いことをしていないのに、喜びを奪われた堕天使ではないか。あちこちに幸福が見えるのに、おれだけがそこからのけ者にされてる。おれだって優しく善良だったのに、惨めな境遇のため悪魔になったのだ。どうかおれを幸せにしてくれ。そうすればもう一度善良になろう。

◆課題本:『フランケンシュタイン』メアリー・シェリー

翻訳の指定はありません。読まれた版をお持ちください。
光文社古典新訳文庫が最新の訳です。

◆日時: 2019年07月20日(土) 17:30〜

◆会場: 門前仲町(調整中)

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

お申込みはこちらから。

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課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。
課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

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参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第96回 『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』ジャン=ポールディディエローラン


 いえ、問題はいくらでもあります、とギレンは言いたくなった。僕は二十八年前に亡くなった父親の帰りをいまだに待ってるし、母親は僕が出版社の重役だと信じてしまっています。毎晩、僕はその日にあったことを金魚に話しています。仕事は嫌でたまらず、そのせいで時々は猛烈な吐き気に襲われるのです。あげくの果てに、会ったこともない女性に魅せられて夢中になったりもしています。

◆課題本:『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』ジャン=ポールディディエ・ローラン (ハーパーBOOKS)

◆日時: 2019年06月29日(土) 18:00〜

◆会場: ビストロ・アギャット 門前仲町
 アットホームなフレンチレストランです。

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

お申込みはこちらから。*満席になりました*

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毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。
課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡なくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第95回 『椿の海の記』石牟礼道子

春の花々があらかた散り敷いてしまうと、大地の深い匂いがむせてくる。海の香りとそれはせめぎあい、不知火海沿岸は朝あけの霧が立つ。朝陽が、そのような霧をこうこうと染めあげながらのぼり出すと、光の奥からやさしい海があらわれる。

◆課題本:『椿の海の記』 石牟礼道子 (河出文庫)

◆日時:2019年05月18日(土) 17:30〜
(会場のお店は17:00からOPENしています) 

◆会場:日本酒蔵 六三四(むさし) 門前仲町店 

 日本酒蔵「六三四」は過去に何度か読書会を開催しましたが、以前の場所からは移転しました。
 旧:瓢(ひさご)の場所です (課題本:『日本語が亡びるとき』と同じ会場です)

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

お申込みはこちらから

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毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。
課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。
ご連絡なくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

*読書会な花見@木場公園*

恒例・木場公園でお花見します。お気軽にご参加ください。

◆日時:2019年03月31日(日) 12:00〜

毎年いつもの木場公園バーベキュー場の近く予定。

特に予約はいりませんが、主催者に「行くよ」一報あれば助かります。

(読書会参加時のリマインドメールに記載されたメールアドレスにご連絡ください)

*ひとり一品持ち寄りお願いします。

◆備品代:500円 ブルーシート・箸・紙皿・コップ・ソフトドリンク用意します。

おひとり様・友人・家族・パートナーご一緒に歓迎です。

場所は画像クリックしてご確認ください。赤丸♡のあたりの予定です。

第94回 『春にして君を離れ』クリスティ

 

「エイヴラルのことは、わたしの方があなたよりずっとよく知っていますわ。母親なんですもの」

◆課題本:『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー(ハヤカワ文庫)

優しい夫と良き子供に恵まれ、彼女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。しかし娘の病気見舞いを終え、バグダッドからイギリスへ帰る途中に出会った友人との会話から、これまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる。女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

◆日時: 2019年4月13日(土)17:30-

(会場のお店は17:00からOPENしています) 

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: 和心 門前仲町

お申込みはこちらから *満席になりました*

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課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。
課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。
ご連絡なくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第93回 『アフリカの日々』ディネセン

 私たち白人はここの人びとから土地を奪った。奪ったのは彼らの父祖の土地にとどまらない、さらに多くのもの、すなわち、ここの人々の過去、伝統の源、心の寄りどころを奪ったのだ。彼らがこれまで見慣れてきたもの、そしてこれからも見づづけてゆこうとしているものを奪えば、それはかれらの眼を奪うにひとしい。これは文明化した人びとよりも、素朴な人びとの上に、いっそう強く現われる、動物たちは自分のよりどころを失った場合、それを取り戻そうと、危険や困難にもめげず、長い道のりをたどって、なじみ深いもと居た場所へと帰ってゆく。……

◆課題本:『アフリカの日々』ディネセン

(イサク・ディネセン/アイザック・ディネーセン/カレン・ブリクセン)

 出版社、翻訳者の指定はありません。お好きな版でお読みください。当日は読まれた本をご持参ください。

北欧の高貴な魂が始原の大地に出会うとき、奇跡のようなエッセイが生まれる。天性のひらめきをもつ料理人カマンテ、美しきガゼルのルル、時代から追放されたイギリス人デニス、見事な踊り手でもある土地の古老たち。風と合体し、土地の匂いに同化したものだけが、ここでは生きていられる。世界文学の金字塔。

◆日時: 2019年1月26日(土)19:00- 

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: 芳志(ほうし) 門前仲町 今回は和食のお店です。

申し込みはこちらから。

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当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

 

第92回 『飛ぶ教室』ケストナー

これから言うことをよく覚えてもらいたい。賢さのない勇気は、乱暴にすぎない。勇気のない賢さは、冗談にすぎない。世界の歴史には勇気はあるけれど馬鹿な人間や、賢いけれど臆病な人間がたくさんいた。それはおかしな状態だった。
勇気のある人間が賢くなり、賢い人間が勇気をもってはじめて、人類の進歩というものが感じられるようになるだろう。これまではしばしば、まちがって別のことが人類の進歩だと言われてきたけれど。

◆課題本:『飛ぶ教室』ケストナー

出版社、翻訳者の指定はありません。お好きな版でお読みください。当日は読まれた本をご持参ください。

◆日時: 2018年12月16日(日) 17:30−

◆会費: 6,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: コッコロコ 門前仲町

申し込みはこちらから

毎年恒例、お楽しみの12月クリスマス忘年読書会! 本のプレゼント交換タイムがあります。課題本の他に、今年オススメの1冊、あなたの人生の1冊、誰かに贈りたい1冊などをブックカバーorラッピングしてご持参ください。

初めての方もどうぞお気軽にご参加くださいませ。お待ちしております。

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*東京大人の読書会*は、世界中の良質な文芸作品を味わって楽しむ読書会です。毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第91回 『黄色い雨』リャマサーレス

◆課題本:『黄色い雨』フリオ・リャマサーレス(河出文庫)

人は誰しも死ぬことを考えると恐ろしくなる。もっとも若い頃は死がずっと遠くの、はるか先のことのように思えて、誰も受け入れようとはしない。しかし、歳をとり、死が間近に迫ってくるにつれて逆のことが起こる。つまり、われわれは死が恐ろしくなって、正面から見つめることができなくなる。しかし、いずれの場合も死の恐怖はつねに変わることはない。死は不公平で、容赦なく肉体を滅ぼし、しかも忘却が無限の冷たさをもたらすが、それが恐ろしいのだ。

◆日時: 2018年11月25日(日) 17:00−

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: イベリコバル 門前仲町

申し込みはこちらから

 

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課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第90回 『モーリス』フォースター

★台風のため9月開催は延期となりました。日程をあらためて再度10月に告知しています★

取り立てて言うほどでもないし、愛しているわけでもない。
きみがぼくを離さずにいたら、ぼくは死ぬまできみのものだった。
でもそれは前の話で、いまのぼくは別の誰かのものだ。
永遠に泣き言を言ってるわけにはいかない。
そして彼はぼくのものだ。
きみにはショックだろうが、そんなことは気にせず自分の幸福を追求すればいい。

◆課題本:『モーリス』フォースター (光文社古典新訳文庫)

*旧訳・原書での参加も可です。

◆日時: 2018年9月30日(日)  → 2018年10月28日(日) 17:00−

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: ビリンダ 門前仲町

申し込みはこちらから。

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参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第89回 『時間』堀田善衛

 何百人という人が死んでいるーーしかしなんという無意味な言葉だろう。数は観念を消してしまうものかもしれない。この事実を、黒い眼差しで見てはならない。また、これほどの人間の死を必要として不可逆的な手段となしうるべき目的が存在しうると考えてはならぬ。死んだのは、そしてこれからまだまだ死ぬのは、何百人ではない、一人一人が死んだのだ。一人一人の死が、何万にのぼったのだ。何万と一人一人。この二つの数え方のあいだには、戦争と平和ほどの差異が、新聞記事と文学ほどの差がある……。

◆課題本:『時間』堀田善衛 (岩波現代文庫)

なぜわたしたちは訳知り顔で『夜と霧』のような本を話題にすることができるのに、南京について書かれた本のことを挙げることができないのだろう?

毎年8月は、戦争について考える本を課題本にしています。

◆日時: ★日程変更★ 2018年9月2日(日) 夕刻から

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: 未定(門前仲町付近の飲食店) 開催一週間前までに参加者に告知します。

お申込みはこちらから。

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課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

第88回 『父の遺産』 フィリップ・ロス


*追悼・フィリップ・ロス*

「それぞれの闘いはみんな違っていて、闘いは決して終わらない。たしかにつらい試練になると思うけど、手術が最良の道だということで話が決まれば、いまから二か月後、僕たちはまたここに座っていて、父さんの頭のなかで神経をぐいぐい押してる犯人はいなくなってるはずだよ」
 自分の言葉が信じられないというのは惨めなものだ。でもほかに何と言っていいかわからなかった。

◆課題本:『父の遺産』フィリップ・ロス(集英社文庫)柴田 元幸=訳

◆日時: 2018年07月15日(日) 開始:18:00〜

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: ビストロ・アギャット 門前仲町
https://retty.me/area/PRE13/ARE10/SUB1003/100000199186/
アットホームなフレンチレストランです。
何度も読書会の会場とさせていただいております。

お申込みはこちらから。 *満席になりました*

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*東京大人の読書会*は、世界中の良質な文芸作品を味わって楽しむ読書会です。毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。

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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第87回 『オリーブ・キタリッジの生活』エリザベス・ストラウト

 ケヴィンが先生に顔を向けて、先生はサングラスをかけた。「あんなこと、いつまでやってたのかしら。あたしが大きくなって箱に入れなくなったのかも」
 ケヴィンは返事に困った。こっそりと小さく手を握りしめ、ハンドルに目を落とす。先生の存在感が大きい。隣に象がいるような、という想像が頭をよぎった。なんとかして人間界に加わりたい象が、素直にかわいらしくなっていて、太い前足を膝の上にたたんで、ひとしきり話したあとの鼻がひくひくと揺れているーー。

◆課題本:『オリーブ・キタリッジの生活』エリザベス・ストラウト(ハヤカワepi文庫)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4151200703

無愛想で傍若無人、しかし繊細で優しい。個性的な女性オリーヴと、周囲の人々のささや かな悲喜劇を静謐な筆致で描いた連作短篇集。

「陰鬱な短篇にも、人と人との絆から生まれたぬくもりがかすかに光っている……私たち自身の感情のように生々しく、また、いとおしく共感できる密やかな悲しみが描かれているのだ」(ワシントン・ポスト紙)、

「読書の純粋な喜びを味わえる」(サンフランシスコ・クロニクル紙)などと高く評価され、ピュリッツァー賞を受賞したほか、全米批評家協会賞候補ともなった作品。

◆日時: 2018年06月02日(土) 開始:18:00〜
 (お店は17:30からOPENしております)

◆会費: 7,000円  (当日払い) 飲食込

◆会場: イルゼランテ 門前仲町
 https://r.gnavi.co.jp/5upmvryj0000/
アットホームなイタリアンレストラン。絶品のパスタ。
昨年『灯台守の話』読書会の会場として参加者に好評だったお店です。

★アクセス★
東京メトロ東西線/都営大江戸線 門前仲町駅 4番出口
地上でるとドラッグストア福太郎(赤い看板・犬のマーク)
階段あがって右手の清澄通り(都道463号線)沿い右手に「居酒屋たつや」あり直進すると右手にみずほ銀行ATM、そのまま直進して橋をわたると2軒目に白い小さな入口「IL ZELANTE (イルゼランテ)」の看板あり。

お申込みはこちらから *満席になりました*

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*東京大人の読書会*は、世界中の良質な文芸作品を味わって楽しむ読書会です。毎回、初めての方、常連の方、お久しぶりの方、さまざまな本好きの方々がいらっしゃいます。

課題本だけでなく、読書会の後半には本の紹介タイムも設けております。課題本に関係ある本、最近読んだ本、今カバンに入っている本、さきほど書店で買ってきた本など、自己紹介の代わりにもなりますので是非お手持ちの本もご紹介ください。同じ作家がお好きな方もいらっしゃるかもしれません。

当読書会は、少人数で親密に本の話を楽しむことを趣旨としており、会場は下町の小さな飲食店を予約しております。ご連絡がなくキャンセルされた方は、次回の参加をご遠慮いただきますので、ご了承くださいませ。

参加者の方々と本のお話ができるのを楽しみにしております。